公開講座「身近なアリを知ろう」 を開催

 7月29日(土)、府中キャンパスにおいて、小学生を対象とした公開講座「身近なアリを知ろう」が開催されました。様々な環境に多様なアリが生息していることを、体験的に理解してもらうことを目的に開催しています。11回目の今回は、小学生21名、保護者20名、計41名が参加しました。
 佐藤俊幸農学研究院教授によるアリの生態に関するミニ講義の後、参加者自ら「吸虫管」を作成し、日本蟻類研究会メンバーの指導の下、キャンパス内での“アリエンテーリング”に出かけました。子供達は資料をもとにキャンパス内を探索し、吸虫管で採集したアリを実習室に持ち帰り、顕微鏡を使って種の同定を行いました。
 講義室で昼食をとりながら、アリの動画教材を鑑賞しました。屋外での採集を終了した後、アリの形態をよく観察してスケッチもしてもらいました。
 アリエンテーリングの点数にもとづき成績優秀者上位3名には金銀銅メダルが授与されました。講評の後、全員に受講証明書が授与されました。
 これまで見つかっていなかったアリが1種類採集され、府中キャンパス内のアリは計46種類となりました。
 身近な環境にさまざま種類のアリが生息していることを実感し、家族ぐるみで楽しく学んだ一日となりました。

第一講義棟南側の林でアリを探す皆さん
実体顕微鏡でアリを観察

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